冬季うつ
この時期になると『冬季うつ』という言葉をよく見聞きする
季節性うつと表現している場合もある
冬になると患者さんにいつも伝えていること(養生)がありそれをするとこの冬季うつの改善に繋がる可能性がある
今日は12/22の冬至だ
言わずもがな一年で一番夜が長い日
「朝は布団から出たくない」「夕方はあっという間に暗くなる」
ここからひと月は寒さが厳しい日々が続く
この時期には睡眠時間を最も多く取らないといけない
そうしなければ現代では自律神経失調症と言われる部類の不調がでてくる
スマホを見ていて夜更かししている中高生が非常に多くなった
朝起きられず学校に行けないという
季節に関わらず鮮度の良い若いエネルギー(陰)を消耗している
睡眠は健康の三大要素(残り2つは食事と運動)
睡眠時間を削れば本来活動する朝になっても血圧は上がらず、頭はボーッとしてまだ寝ていたくなる
冬至の前後はとにかく「早寝遅おき」を心がけてほしい 沢山寝てほしい
ヒトは冬眠しないのだから英気を養うには食べてよく寝ること
春の発散に向けてエネルギーを蓄えて欲しいのだ
これを漢方の養生では【冬は平蔵】という
『冬季うつ』
新しい病気のように感じるがその一部は昔からその病態と対策はされている