漢方薬局開局をめざして勉強したい薬剤師さん募集

私は2013年にゼロから+Cをスタートさせました

資格は薬剤師と自動車の運転免許くらいです(あとは全く役に立たない初級シスアド)

漢方薬局を創めるにあたり必要な準備は何か?まずはその話から…

身近に同様の独立事案が無かったため手探りで飛び込みました

漢方の修行と勉強をする傍らで東京商工会議所の創業ゼミに通いました

振り返ってみれば無茶したなと今は思います

創業プランのほとんどは絵空事

5年で8割が廃業すると脅されたものです

続けられたのはそれだけパッションがあったのだと思います

独立は若い方が良いと言いますが勢いと多少無茶が効くからかもしれません

*以前は開業さえすれば儲かると言われた医師業も今はリスクの高い業種になっています

漢方薬局を創めるにあたり必要なもの3つ挙げておきます

  1. 経験
  2. 資金
  3. 知識

1.経験:どんなモノを扱うのか?仕入先は?どんな人を相手にするのか?1日・1週間にどのくらい働くのか?どんな規模の仕事なのか?人を雇う必要があるのか?現場を見なければわかりませんから最低1年は経験した方が良いとおもいます

2.資金:どんな業種であれ事業が軌道に乗るまでに時間を要します。それまでの資金(開業・運転資金と生活費)を逆算して貯めておかなければ創められません。創業時はだれでもパッションは持っているんです。でもお金がない。これが大抵の失敗のパターンですから実はこれさえあれば他の2つは後回しでも何とかなると言えます。

3.知識:漢方薬局は物販ではありません。病を患う方が相談に来られます。「目の前の患者さんにモノを売りつけてお金が回収できればOK」な商売はネットでやれば良い話です。知識があって初めて成り立ちます。それは唯一無二でありそれを身に着ければどこに行っても仕事ができます。しかし初めて飛び込んだ漢方業界で勉強の場を探すのは極めて困難。大手のセミナーに50万円を払い修了したが他所で漢方の話をしてみたら井の中の蛙だったと思い知らされる。こんなことがザラにあるわけです。漢方には流派がありますし学校の勉強と違い正解がある問題を解くわけでもありませんから迷うのは事実です。私が開業前から大切にしていることは”効かせる”ことです。どんなに立派な理論を述べようがどんな人気講師だろうが目の前の患者さんを治せなければその勉強は無意味です。(講師業をやりたいなら別です。)いつまでも治せず自己嫌悪に陥ることもあるでしょう。しかし目の前の患者さんを治せる漢方理論であれば、患者さんから喜ばれまた何かのときに相談に来てくださいます。自分自身も仕事・人生に喜びをおぼえることでしょう。私は開業前からそのようにやって10年になりました。

漢方は長く飲まないと効かない?→NO!

患者さんを治してしまったら事業が成り立たない?→NO!!

この記事を書いたのはタイトルの通り漢方薬局の開局を目指して勉強したい薬剤師さんがいればご連絡くださいというメッセージを送りたかったから

今この業界は岐路に立たされています。一昔前に漢方をやっていた方々がご高齢になり跡を継ぐ者がおらず廃業しているところも増えてきました。*それだけ以前ほど儲からなくなったともいえるでしょう。同時に若い世代が新しいスタイルで開業しているパターンが増えてきました。以前の「入りにくさ」が改善されたように感じます。この業界に限らない話かもしれませんが生薬原価は私が開業した当初と比較しても爆上がりしました。それ以前からやっている方が廃業するのも跡を継がせられないのも頷けます。「今後も上がることはあっても下がることない」と各生薬メーカーは言います。ご承知の通り生薬とは天然物つまり有限資源です。無駄使いは自然破壊に直結します。天然資源を無駄にしないためにも確かな知識の上で必要なものだけを使うことが生薬への恩返しになることでしょう。

漢方はスマートに組むことで確かな結果があらわれる素晴らしい医術

薬剤師の仕事としてこれほどやりがいと実りのあるものはないとおもいます

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