抜け毛のあれやこれや(季節性・脂漏性皮膚炎・更年期)
秋は抜け毛の相談が増える
時季的なもので起きている方
体質で起きている方
年齢(更年期など)で起きている方
漢方薬の選択はその方一人ひとりに確認が必要なのですが
脂漏性皮膚炎に伴いフケや痒みとともに脱毛が起きている場合には比較的病態が単純で回復も早いように感じます
更年期に差し掛かり髪の質・コシ・量が変わった場合にはその漢方薬を用います
1つ
”髪は血の余り”という言葉が漢方にありますが
「髪に異常が見られた=血が少ない」は安易すぎて絶対にやりません
そうかもしれない?と疑いを持って問診しますが
その方が必ず血虚(血が少ない状態)である事実はありません
血という栄養素はあるにもかかわらず機能していない場合もあるからです
足りているのに補えば過剰状態となり
気血水のバランスが崩れて思うような結果が出なくなってしまうのです
また
秋という季節を考えるなら
”血は少し重たい”のでもう少しサラッと補う必要がありますあ
秋は梨が美味しいですね
あのみずみずしさです
カラダの仕組み、季節変容、その方の体調変化、そして方剤の使いこなし
これらを駆使して漢方相談をお受けしています