秋花粉の猛威

どうやら今年は秋の花粉(主にブタクサ)が大量飛散しているようですね!

もうスギが飛んでるの!?と仰る方もおりましたがスギはまだのようです

私も11月に入ってから鼻がグズグズし始めて、今週はじめは鼻水ダラダラでした・・・

花粉だと思わずカゼの漢方薬を飲んでも効かず、結局小青竜湯で一発でした


小青竜湯

下記疾患における水様の痰、水様鼻汁、鼻閉、くしゃみ、喘鳴、咳嗽、流涙

気管支炎、気管支喘息、鼻炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎、感冒

麻黄は胃弱の方には飲めないと言われ避けられがちですがまずは飲んでみることです

酸っぱいですが小児でも飲めます

乾姜甘草湯が主軸の脾胃~肺の温陽薬

それに水様性で溢れる痰飲を処理する薬草が配合されています

花粉症のダラダラ鼻水に抜群に効きます


【出典】

小青竜湯

≪傷寒論/太陽病≫

①傷寒、表解せず、心下に水気有り、乾嘔し熱を発して咳し、

或は渇し、或は利し、或は噎し、或は小便利せず、少腹満し、或は喘する者、小青竜湯之を主る。

 …~若し喘のものは麻黄を去り杏仁を加う。

②傷寒、心下に水気有り、咳して微かに喘し、熱を発して渇せず。

湯を服し已りて渇する者、此れ寒去り解せんと欲するなり。小青竜湯之を主る。

≪金匱要略/痰飲咳嗽病≫

③溢飲を病む者は当に其の汗を発すべし、大青竜湯之を主る;小青竜湯も亦た之を主る。

④咳逆し倚息し卧するを得ざるは、小青竜湯之を主る。

≪金匱要略/婦人雑病≫

⑤婦人涎沫を吐し、医反って之を下し、心下即ち痞するは、当にまずその涎沫を吐するを治すべし。小青竜湯之を主る。

涎沫止み乃ち痞は治す、瀉心湯之を主る。

苓甘姜味辛夏仁湯

≪金匱要略/痰飲咳嗽≫

水去り嘔止み、其の人形腫るるは、杏仁を加え、之を主る。

其の証、応に麻黄を入れるべくも、其の人遂に痺するを以て、故に之を内れず。若し逆に之を内れるは、必ず厥す。然る所以の者は、其の人血虚するを以て、麻黄は其の陽を発するが故なり。

*痰飲咳嗽病には小青竜湯→苓桂味甘湯→苓甘五味姜辛湯→苓甘姜味辛夏湯→苓甘姜味辛夏仁湯→苓甘姜味辛夏仁黄湯の流れがあるが今回は小青竜湯と苓甘姜味辛夏仁湯の比較のみとする。

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